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代表取締役
小野 鉄平

皆さまには平素より格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
最初に新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々、ご家族および関係者の方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、罹患された方々に心からお見舞い申し上げます。また、診療や感染拡大防止に日々ご尽力されている医療従事者、介護従事者の皆様に敬意を表します。

2021年6月期(2020年7⽉1⽇〜2021年6⽉30⽇)通期業績は、売上高5,828百万円、営業利益676百万円、経常利益665百万円、当期純利益447百万円となり、過去最高の増収増益を達成しましたことをご報告いたします。
新型コロナウイルス感染症一色に染まった尋常ならざる経済状況下にあって、この成果にたどり着くまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。第1回目の緊急事態宣言発出により、前第4四半期(2020年4月~2020年6月)の受注状況が低迷、その影響で大幅な減収減益からのスタートとなった第1四半期。一転して、基礎研究や先端技術開発に対する官民挙げての投資気運の高まりを背景にHPC-AIコンピューティング技術への需要が増大し、売上利益ともに急回復を果たした第2四半期、第3四半期。次世代プロセッサーの発売・切替えに伴う業績への影響を最小限にとどめ、想定を上回る数値に帰着した第4四半期。このような紆余曲折を経て、コロナ禍を凌いでまいりました。それ故、一つ一つの製品およびサービスをお客様にお届けできることの有難さやその責任の重さを再認識するとともに、企業としての持続的成長に向けた確かな手応えを得るに至りました。

さて、2019年9月26日に株式公開してから間もなく2年が経過いたします。これを機に、当社の成長ストーリーをご提示することで、株主、投資家の皆様との更なる信頼関係の醸成を図り、長期的ご支援を賜りたく、当社初となる「中期経営計画 Vision2024」をこの度発表いたします。
当社は、Beyond2030に時代を超えて生き続ける「コンピュータサイエンスを基軸とした世界を代表する21世紀のビジョナリーカンパニー」、その通過点として2030年までに「グローバルニッチトップ企業」を目指します。

2006年の創業以来、HPC-AIコンピューティングや化学、およびCTOのもの作りに基づく独自の知見と技術を駆使し、研究者や開発者に寄り添い、その研究開発を多角的に支援することを通じ、我が国の科学技術の発展に寄与してまいりました。この事業活動の本質を極限まで追求し、変革し続けることで、HPCシステムズは「世界になくてはならない応援したい企業」に成長できると考えます。このHPCシステムズの成長ストーリーにおけるプロローグが「中期経営計画 Vision2024」です。
「中期経営計画 Vision2024」では、経営理念を基軸にⅠ.中核事業の進化、Ⅱ.持続的成長を支える人財育成・人財採用、Ⅲ.新規事業の創出、Ⅳ.経営基盤の強化、Ⅴ.海外への進出を実行いたします。これら重点施策を推進するにあたり、上限10億円の積極的な成長投資を行います。また、事業の本質である「研究者と開発者の力となる」総合ソリューション力を強化し、更なる科学技術の発展に注力いたします。同時に2024年6月期の売上高100億円、営業利益12.8億円という数値目標に挑戦してまいります。

社会は大きな転換期にあります。この変化への適応に不可欠な計算科学シミュレーション、人工知能・機械学習、データ サイエンス、エッジコンピューティング、IoT等、当社が最も得意とする領域における需要の高まり、更に国家戦略として推進されるSociety5.0の動向は、当社の事業全般に対する追い風となります。この機を捉え、世界の舞台で事業展開する グローバル企業へと成長すべく、社員一同、日々精進してまいります。

株主、投資家の皆様におかれましては、今後とも一層のご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、新型コロナウイルス感染症の一刻も早い事態収束と皆様のご健康を心からお祈り申し上げます。

2021年8月
HPCシステムズ株式会社 代表取締役